企業理念
患者様一人一人に敬愛の精神で携わってきます。
地域の多様のサポートで支える医療を提供していきます。
患者様の人生の支えに力添えできるように努めます
理念をかかげた理由:
訪問診療で出会う患者様の大半は私よりも年輩であります。患者様一人一人に人生があり、その人生をお話ししてくださる方がいらっしゃいます。その話にはドラマがありますし、社会勉強や教訓にもなります。 自分だけでは達成できない、お金には変えられないものを共有できます。
患者さまが私に教えてくださったように、次世代にも伝えていきたいし、この人達がいるから私たちや次世代につなげられると思った時に、 私はすべての人に敬うものがあると感じました 。そのような人達に医療という形で答えられたらと思い、この理念を掲げました。
院長紹介
院長:前田晃宏
所属:外科、内科
学歴:
兵庫医科大学卒業 (H17年)
明和病院(研修・消化器外科・消化器内科・呼吸器内科・総合内科・緩和チーム)(H31年)
在宅療養支援診療所 西岡医院(R04年)
前田訪問クリニック開設
(R04年9月より)
院長あいさつ
はじめまして。前田晃宏と申します。現在医療の細分化で特定の病気を深く診る医師は多くなってきていますが、その一方で専門外である事で多くの他科受診する患者様も多くなりました。患者一人に対して一疾患ではないので以前より疑問がありました。私自身も最初は外科に進みましたが、いざ専門で臓器別になった時にその臓器に特化するのは私の目指した医師像ではなく、その当時の病院長(山中若樹先生)に掛け合い、内科に進み総合内科、緩和チーム、消化器内科、呼吸器内科などを廻らして頂きました。
その事は感謝しかありません。私の中で在宅医療とは、自分自身だけでは病院に行けない人達が他科受診で何度も病院へ行くのではなく医療においては全体的に診る事が大切であり、看護・介護においても地域のサービスを利用し、地域で支えていく事が大切であると考えています。
そして専門性が必要になれば、然るべき病院や科への紹介をする道標を作るべきだと考えております。
訪問診療までの流れ
1.ご依頼
個人:
ケアマネージャーから。いらっしゃらない場合は最寄りの地域包括支援センターから。
入 院 中 の方 :
そ の 病 院 の 地 域 連 携 室 の相 談 し て く ださ い 。
2.ご面談
面談を行い、患者様・ご家族様のご要望を確認します。
3.ご契約
契約書や連絡先などの記入をして頂き、今後の訪問回数や計画を立てていきます。
初回訪問診療も兼ねております。
4.訪問診療開始
面談時に用意していただくもの
各種保険証:医療費保険証、介護保険証、その他保険証など
診療情報提供書:現在の病院、かかりつけ医にご依頼を
内服薬:薬手帳や、分かるもの
通帳及び銀行印:通帳引き落とし希望の場合
料金の目安
料金ベース:在宅時医学総合管理料(月1回)+在宅時患者訪問診療料(月2回)
その他の費用:往診、注射、在宅療養にかかる費用(例えば在宅酸素。)在宅時医学総管に定められる加算。
居宅療養管理指導:ケアマネージャーに情報提供を行った時の費用
一割負担の場合の例(疾患や実績などにより変化あり)
料金ベース:在宅時医学総合管理料5400円+訪問診療料約888円×2
=7176円
人生の最終段階における医療ケアの決定プロセスに関するガイドラインを踏まえた意思決定支援に関する指針
1.基本方針
人生の最終段階を迎える患者が、その人らしい最期を迎えられるよう、医師をはじめとする多職種にて構成される医療・ケアチームで、患者とその家族等に対し適切な説明と話し合いを行い、患者本人の意思決定を尊重し、医療・ケアを提供することに努める。
(厚生労働省:人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドラインを規範とする)
2.「人生の最終段階」の定義
人生の最終段階とは、患者の状態を踏まえて、多職種にて構成される医療・ケアチームにて判断するものとする。
3.人生の最終段階における医療・ケアの在り方
(1)医師等の医療従事者から適切な情報の提供と説明がなされ、それに基づいて医療・ケアを受ける本人が多専門職種の医療・介護従事者から構成される医療・ケアチームと十分な話し合いを行い、本人による意思決定を基本としたうえで、人生の最終段階における医療・
ケアを進めるものとする。
本人の意思は変化しうるものであることを踏まえ、本人が自らの意思をその都度示し、伝えられるような支援を医療・ケアチームにより行い、本人との話し合いを繰り返し行うものとする。
本人が自らの意思を伝えられない状態になる可能性があることから、家族等の信頼できる者も含めて、本人との話し合いを繰り返し行う。また、この話し合いに先立ち、本人は特定の家族等を自らの意思を推定する者として前もって定めておくことも重要である。
(2)人生の最終段階における医療・ケアについて、医療・ケア行為の開始・不開始、医療・ケア内容の変更、医療・ケア行為の中止等は、医療・ケアチームによって、医学的妥当性と適切性を基に慎重に判断する。
(3)医療・ケアチームにより、可能な限り疼痛やその他の不快な症状を十分に緩和し、本人・家族等の精神的・社会的な援助も含めた総合的な医療・ケアを行う。
(4)生命を短縮させる意図をもつ積極的安楽死は、本指針の対象としない。
4.人生の最終段階における医療・ケアの方針の決定手続き
人生の最終段階における医療・ケアの方針決定は次によるものとする。
(1)本人の意思が確認できる場合
① 方針の決定は、本人の状態に応じた専門的な医学的検討を経て、医師等の医療従事者から
適切な情報の提供と説明を行う。
そのうえで、本人と医療・ケアチームとの合意形成に向けた十分な話し合いを踏まえた本人による意思決定を基本とし、多専門職種から構成される医療・ケアチームとして方針の決定を行う。
② 時間の経過、心身の状態の変化、医学的評価の変更等に応じて、本人の意思は変化しうる
ものであることから、医療・ケアチームにより、適切な情報の提供と説明がなされ、本人
が自らの意思をその都度示し、伝えることができるような支援を行う。また、このとき、
本人が自らの意思を伝えられない状態になる可能性があることから、家族等も含めて話し
合いを繰り返し行うものとする。
③ このプロセスにおいて話し合った内容は、その都度、「積極的な延命治療を望まない時の
申し出」「蘇生措置を望まない時の申し出」書等も活用しながら文書にまとめておくもの
とする。
(※)「積極的な延命治療を望まない時の申し出」「蘇生措置を望まない時の申し出」書に
ついてはいつでも変更できる
(2)本人の意思の確認ができない場合
本人の意思確認ができない場合には、次のような手順により、医療・ケアチームの中で慎
重な判断を行う。
- 家族等が本人の意思を推定できる場合には、その推定意思を尊重し、本人にとっての最善
の方針をとる。
② 家族等が本人意思を推定できない場合には、本人にとって何が最善であるかについて、本
人に代わる者として家族等と十分に話し合い、本人にとっての最善の方針をとる。また、時間の経過、心身の状態の変化、医学的評価の変更等に応じて、このプロセスを繰り返し行う。
③ 家族等がいない場合及び家族等が判断を医療・ケアチームに委ねる場合には、本人にとっ
ての最善の方針をとる。
④ このプロセスにおいて話し合った内容は、その都度、「積極的な延命治療を望まない時の申し出」「蘇生措置を望まない時の申し出」書等も活用しながら文書にまとめておくものとする。
(※)「積極的な延命治療を望まない時の申し出」「蘇生措置を望まない時の申し出」書に
ついてはいつでも変更できる
(3)複数の専門家からなる話し合いの場の設置
上記(1)及び(2)の場合における方針の決定に際し、
- 医療・ケアチームの中で心身の状態等により医療・ケアの内容の決定が困難な場合
- 本人と医療・ケアチームとの話し合いの中で、妥当で適切な医療・ケアの内容についての合意が得られない場合
家族等の中で意見がまとまらない場合や、医療・ケアチームとの話し合いの中で、妥当で適切な医療・ケアの内容についての合意が得られない場合については、状況に応じて院内にて検討のうえ、方針等についての助言を得る。